楽観的日和見主義

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「家族趣味」乃南アサ

家族趣味 (新潮文庫)家族趣味 (新潮文庫)
(1997/04)
乃南 アサ

「魅惑の輝き」「彫刻する人」「忘れ物」「デジ・ボウイ」「家族趣味」の5編収録。
日常に潜む人間の狂気と崩壊を描く。

※ネタバレ含みます。



どれもすっきり読みやすくて面白かった。特に「忘れ物」はちょっとした叙述トリックが使われていて、最後にどんでん返しが来て「おぉ!?」といった感じ。「デジ・ボウイ」だけちょっと毛色が違うかな。これはちょっと結末に悲しさを感じた。
どれも最初はありふれた日常生活から始まるが、だんだんと狂気の方向へ傾いていった人たちが最終的に崩壊への道を辿る。このおかしい人たちの描写が妙にリアル。ちょっとお金が入ったからって、借金より宝石に使っちゃう人とか。ただ、最後にほとんど殺人を犯して終わるのはちょっとご都合主義な気もした。もうちょっと違う崩し方もあったんじゃないかなと思う。
平山夢明の「東京伝説」を狂人側からややライトに書いたような感じ。面白かった。

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