楽観的日和見主義

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常識と共に俺は心中するつもりだ-「エレファントカシマシ5」

エレファント カシマシ 5エレファント カシマシ 5
(1992/04/08)
エレファントカシマシ

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 これ…名盤じゃね?
 2ちゃんねるでも人気の5ですが、聴いて納得。「生活」の次のアルバムだけど、生活より生活感があると思う。浮世離れからようやく地に足がついてきた感じ。浪曲調の歌い方が抜けてないけど、「浮世の夢」あたりに比べるとだいぶポップになっているし、聞きやすくなってると思います。
 特に気に入ったのが「シャララ」「無事なる男」「ひまつぶし人生」。
 「こんなもんかよ。こんなもんじゃねえだろう/この世の暮らしは。もっとなんだか、きっとなんだか、/ありそうな気がしてるんだ。」(無事なる男)
ニヤニヤしちまった。わかるよ~これわかる!そんな自分が情けないんだよね。「俺は日々の暮らしを重き空想で過ごす」あたりも…もう、これだよ!みたいな。
 「心につもった日々の後悔がときとなく平和な俺を襲いにくるよ。」(おれのともだち)…うわあああぁぁああぁぁあぁあー!!!という気持ちになるね。ウワッ、と心をえぐるものがある。
 このアルバムは、決して不満があるわけでもない、平和なる生活の中で、でも鬱屈していく何か。飛びぬけて異端ではなく、普通の人、もっと言えば凡人の、漠然とした虚無感を見事に表していると思う。なぜか流れる涙に「どうしたんだろう」と思ったり、ただ過ぎていく日々や自分自身に対する苛立ちが無意識に募っていく。それでも、前に進まなくちゃならない。「生活」していかなければならない。それは決して悲観的な感情ではなく、さぁ行こうぜ、という前向きさを同時に孕んでいると感じた。
 何もないということ。悪いこと、困ったことがあるわけではない、けれどさして喜びがあるわけでもない。ただただ過ぎていく平和な日々。平和という毒の中で、人間が抱く感情とは?

用が無いのに慌てふためきつれえのなんの。
用がないから働いて疲れたよ。
ひまつぶしテレビつけてながめやる。
夜は更けたり、もう今日は寝るとしよう。

みんな大好きよ。エセ平和が大好き。
俺は大好きさ。エセ平和が大好き。

今日も無事に過ぎゆく、俺の生活は
無事なるわが暮らしと、ひまつぶし人生。

「ひまつぶし人生」/エレファントカシマシ
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