楽観的日和見主義

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満たされないまま引きずり回して歩け―「俺の道」

俺の道 (CCCD)俺の道 (CCCD)
(2003/07/16)
エレファントカシマシ

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 このアルバムは、大いなる生への肯定である。
 エレカシ史上、最高のロックアルバムと言っていいだろう。11曲(正確には12曲)のいずれも、なまった心を奮い立たせてくれる、渋くて硬派で熱い曲だ。それでいて押し付けがましさはなく、自然と背筋が伸びてしまう。痛々しいほどにまっすぐ、生きること、向き合うことを歌っている。

「生命賛歌」は古墳の歌ということだが、日本人の生命の変遷を歌っているように思う。「日本人と呼ばれる以前の~」とは、大和の頃を指しているのだろう。
アルバムタイトルである「俺の道」も、サビにあたる部分の歌詞がなく、荒々しい咆哮となっている独特な曲だ。「本当は愛してやまない この毎日を いい加減に過ごすのはやめなよ」という歌詞が、胸に突き刺さる。
「ハロー人生!」も熱くて、個人的にめちゃくちゃ好きな曲です。所々のハモリも効果的で、物凄く胸が熱くなる。
「季節はずれの男」「覚醒(オマエに言った)」もハッとさせられる曲。「努力を忘れた男の涙は汚い」…うううう。あんな一生懸命死にそうに生きてる人にそんなこと言われたらね。果たして私は努力してるか?最低限のことをしてるか?と思うんですよね。
「勉強オレ」「ラスト・ゲーム」は、割と軽めで面白い曲調だけど、言っていることはすごい真面目。
「死ぬまでの宿題だ/物欲と同等以上の勝利の証を今すぐ探せ」
「毎日がラスト・ゲーム/そのうち死んでしまうよ」
「一日のどこかにリアルな俺が存在してるだけでいい」

胸にぐっと、静かな勇気をくれる曲です。
「ろくでなし」はガンダーラ・コンビネーション名義になってる、いわば石君と共作の曲。
「ロック屋(五月雨東京)」
は、宮本氏自身の小学校時代の体験を赤裸々なまでに綴りつつ、その上で己の道を行け!と結論付けてます。これで、タイトル「俺の道」につながるのかな。

 12曲目の隠しトラックは「心の生贄」という曲。
 さわやかな曲調で、アルバム中では浮いてるため隠しにしたのかな?wでも、これも歌詞は俺道と同じ雰囲気で、キャッチーで優しいメロディで結構人気の高い曲です。「結局独りよがりの心の生贄だった」という歌詞は考えさせられるものがあります。優しさと軽蔑の違いはどこから来るのだろう。時期的に考えて「さらば俺に帰ろう」という詞は、今までのソロっぽい路線から、バンドでのサウンドへ立ち返ろう、また始めようという決意表明と考えてよさそうです。
 
 とにかく渋くて男らしい、ストイックなアルバム。正座して聴こう!


人生においちゃ何やったって構わないが
俺の心と相談して嫌だなと思ったら立ち向かえ
ロック屋(五月雨東京)/エレファントカシマシ
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