楽観的日和見主義

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今はまだ燃えるような存在が-GRAPEVINE/Burning tree

GRAPEVINEの移籍後初アルバムであるBurning treeレビューを。
今回はラジオ出演も多く、宣伝に力が入ってましたね!
前作「愚かな〜」とはまた違った世界観を感じる作品となっています。
インタビューを読んだ印象もあり、どこか終末と再生を予感させる内容になっているように思います。

01.Big tree song
02.KOL(キックアウト ラヴァー)
03.死番虫
04.Weight
05.Empty song
06.MAWATA
07.IPA
08.流転
09.アルファビル
10.Esq.
11.サクリファイス

初回限定盤DVD
01.「Empty song」Music Video
02.VIDEOVINE Vol.2

まず1曲目の「Big tree song」、これはウォータードラムを使用しており、新たな息吹を感じる、生き生きとした曲となっています。民族音楽調の、とても生命力がありキラキラした曲ですね。ファンタジーっぽさも感じるような曲で、最初はやや戸惑いもあり(笑)しかし全編通して聴くと、ああバインだな…という感じ。
「死番虫」は、カチカチカチカチという音が印象的ですね。女性視点の、次第に追い詰められていくような破滅的な歌詞です。
そもそも死番虫というのは、

シバンムシのシバンとは死番、つまり死の番人を意味するが、これは英名のdeath-watch beetleに由来する。ヨーロッパ産の木材食のマダラシバンムシの成虫は、頭部を家屋の建材の柱などに打ち付けて「カチ・カチ・カチ……」と発音して雌雄間の交信を行うが、これを死神が持つ死の秒読みの時計、すなわちdeath-watchの音とする迷信があり、先述の英名の由来となった。(Wikipediaより)


だそうです。死番虫のカウントダウンが聞こえるかのように、このままでは自分の人生が終わりに近づいてしまうことを感ずいていながらも、そこを脱することが出来ない、という意味合いが読み取れます。怖い…でも美しい曲です。

「Weight」、これは曲調も歌詞も「Wants」に酷似している曲です。インタビューによれば、曲調が似ていたため敢えて歌詞も寄せたようです。しっとりしていて、切なげで、バインの得意な曲調ですね。最後の「『まだ間に合う』と誰もが抱えた負債はそのまま」というフレーズは、意味深です。
「MAWATA」、曲名を聞いたときはてっきり「ANATA」の頃の余りなのかな〜?みたいに思ったんですが(笑)全然違った!
これは…トロピカルですね(笑)80年代を感じさせる、明るいエロティックさのある曲調です。途中の転調には「!??」となります(笑)そこで入る亀井さんのドラムがパワフル!お遊び要素の多い曲ですね。
「IPA」、アルバムで一番好きな曲です。初めて聴いた時、しばらく呆然としてしまったくらい。
曲はとてもシンプルな作りとなっていて、初めはボーカルとベースのみで、時折ギターが入り、同じ音階が繰り返され、最後にぐあーっと盛り上がる構成です。最後の部分が、とてもドラマチックなメロディと畳み掛けるような単語の羅列に、自分の人生と情景を思い起こされ、魂を揺さぶられます。名曲!
「流転」、これはラジオで聴いて一目惚れならぬ一耳惚れ?してしまった曲。美しい曲なんですよ〜。田中さんの裏声が曲に効果的に作用して、恍惚としてしまうような。宇宙や海を彷彿とさせつつ、いろいろと想像が巡る歌詞ですね。交信が途絶えたとは何を表すのか…。
「アルファビル」、冒頭のギターリフが素晴らしいですね!!そこだけでこの曲の価値の5割はあると言える。歌詞や演出といい、終末感のある曲です。同名の映画から取っているそうなのですが、見れば曲の内容も理解できるのでしょうか(笑)
終わり方が、繰り返されるギターに風が吹くような音が混ざり、薄暗い廃墟を風が吹き抜けていくような情景が浮かびます。
「Esq.」これは打って変わって明るくポップさもある曲になっています。今までのバインには珍しい、前向きでちょっとびっくりするような歌詞です(笑)エスクワイアって、車のことだよなー。

「サクリファイス」、犠牲ですね。これは1曲目と対になっている曲です。静かに燃える生命を感じさせる曲調です。
これも同名の映画から取っているそうで、実は見てみたんですけど…。「犠牲を払わなくてはプレゼントとは言えない」という台詞が出てくるのですね。これは、田中さんのインタビューとも併せて、親が子に払う犠牲を意味していると解釈しています。映画では、最後に家が燃えるシーンがあります。主人公は自分の家を燃やし、自分も犠牲にすることで、世界の人々、そして自分の子を救おうとするんです。愛情とは犠牲を払うということなんですかね…いやわからんけども。
「燃えるような存在」とは、「自分の子」ひいては「自分より年若く弱い存在、次世代」を意味しているのかな。
生まれたからには、命が燃えるほど生きなければとはエレカシ宮本さんも言ってらしたけれど、そういう意味合いもあるのかな。燃えるような存在、燃えるような命、そして生命を表す木。映画でも、木が象徴的に出てきますが、木が燃えているということが命を燃やしていることを意味しているのかもしれませんね。
難解ですが、思わず圧倒されてしまう迫力がある曲です。
最後の曲を聴いてから冒頭に戻るように設定していると、夜明けが訪れたような感動的な気分になります。

何を言ってるかよくわからなくなってきました。
雑誌でも言われてましたが、これは確かに人を選ぶアルバムですね。わかる人にはわかるが、わからない人には全然わからない!
確かに難解な部分も多いのですが、それでも何だか惹きつけられてしまう、不思議な魅力のあるアルバムです。
そしてDVDも五人体制で楽しかった。

CDJ 二日目(12/29)



今年はフェス童貞を卒業したので、怒涛のライブイヤーでした(笑)

というわけで、一人参加ですがCDJに行ってきました。
観たアーティストは以下。

・ORANGERANGE(最後少しだけ)
・LAMP IN TERREN
・電気グルーヴ
・真心ブラザーズ
・GRAPEVINE
・サンフジンズ
・エレファントカシマシ

ランプインテレンは期待の新人ですね!!実は動画で少し聴いたことあるくらいで曲は知らなかったのですが、演奏のさわりだけ聴いて「なんか好きになれそうな感じ」と謎の直感が働き、ふらっと見に行きました。
これが大正解!!なかなかの正統派スリーピースバンドです。演奏もうまいし、声も後ろの方までよく届いていました。曲もなかなかよさげ。ちょっと調べたら、ベースの人はバインとアシッドマンが好きとか。なるほどー。
「いつかアースステージに行きます!!」とハツラツとしたボーカルの松本くんのMCもあり。来年はメジャー後初のアルバムが出るということで、気になるバンドですね。

それから電グル。25周年の赤いポロシャツを着た二人。ディスコ的な雰囲気で、どんなものかと思いましたが、好きな曲全部聴けて満足でした!お酒も入っていたためか楽しめました。

真心、思いのほかお客さんが入っていてちょっといい意味でびっくり(笑)
エンドレスサマーヌードで盛り上がり、「忘年会です!楽しみましょう!」とKINGさん。初めて聴いた「I’m SO GREAT」、すごくいい曲だなー。自分を大好きでいいんだ!って、前向きなメッセージだよね。真心さんの曲は、現実の辛さを踏まえた上での前向きさを感じるので胸にしみます。
「拝啓、ジョンレノン」もかっこよかった!「スピード」のイントロで、うわぁーってなったけどバイン五分前なので渋々移動。
バインのリハが始まったときに「おっ!隣もおっぱじまりましたねぇ!負けませんよ~(笑)」とKINGさんが言ってました(笑)

そしてお待ちかねのGRAPEVINE!
バインとエレカシのためにチケット取ったと言っても過言ではない今回。リハでは田中さんが立ってて「うお!」となりました。「フェンダーが…」とか言っていたような。
最初、手拍子が起きてすぐ手で制する田中さん(笑)
一曲目「Revarb」!懐かしいー!うおおっ、となりました。
「FLY」は聴きたかった曲なので、もうテンション爆アゲっすよ。会場も盛り上がってたし、演奏も決まってました!
MC、「JAPAN関連も久々ですが、渋谷陽一から「うちのフェスは人入ってるだろ~?」と言われましたw確かにGRAPEVINEでこんな客入ってるのもなかなかない…」
「これからはJAPANに媚売っていくんでよろしくー」みたいな言ってて会場笑い。
「Our song」では「12月のニュース」と変えて歌ってました。
田「今年移籍しまして…」
客「おめでとー!」
田「おめでたいんか?(苦笑)」
などというやりとりもあり。
「KOL」「Empty~」はかっこいいね。最後は「光について」で締め。
「お前らの顔も見納めや、覚えて帰ってくわ」と言ってたな。Empty~の間奏の辺りでアニキが笑ってたのを覚えている。
今回もアニキがフロントに出てきてくれたよ!
セトリは前日のレディクレと同じでしたが、楽しめました。田中さんの声量は物凄いな。
でもなぁ、ワンマンに行ってる立場だと30分では物足りないんだよなぁ~!
お客さんは思ったより入ってた印象。後ろまで割といっぱいで、最後まで埋まってて一安心。

サンフジンズは、憧れの奥田民生さんを生で見ることができて良かった!伸びやかな声ですよね。サンフジンズのテーマは耳から離れないな(笑)

そしてエレカシ!
エレカシを見るのも5年ぶりくらいですが、武道館よりも近くで見れました。
初っ端から「俺の道」!!すごく好きな曲なのですが、まさかやってくれるとは思わずウヒェーーッ!となる。「本当は愛してやまないこの毎日をいい加減に過ごすのはやめなよ」にはドキリとする。
宮本さんからは、本当に物凄いエネルギーを感じます。体中から放出しているような力強さ。ステージも右から左から走り回ってくれて、ファンサービスを感じました。
「デーデ」「悲しみの果て」「ドビッシャー男」「ガストロンジャー」「今宵の月のように」「俺たちの明日」「ズレてる方がいい」と、新旧入り交じった素晴らしいセトリでした。
特筆したいのは「コールアンドレスポンス」!!これ、すごく好きな曲なんですよ!パワフルで激しい、尖った楽曲なんですが、ライブで聞けて最高でした!
印象に残ったのは、今宵~の時、2番に入るとき宮本さんがちょっと離れた所から「ハッ!」となって慌ててマイクに戻ってくる所、可愛かったです(笑)
MC、宮本さんが石くんを呼ぶとき、「見てください、この晴れ姿。始業式一緒に帰ったんです、それから35年一緒です」と言ってたのが相変わらずでしたw

見たかった人も見れたし、満足でしたー。空調も効いていたし快適に過ごせました。来年は誰かと行きたい(笑)

むなしき歌にして― GRAPEVINE/Empty song


Empty song (初回限定盤)Empty song (初回限定盤)
(2014/11/19)
GRAPEVINE

商品詳細を見る


バイン移籍第一弾シングル!
というわけで、やたらプロモーションが多い今回ですが、ようやく新曲を聞けました。

01.Empty song
02.KOL
03.吹曝しのシェヴィ

表題作「Empty song」は、疾走感のあるロックサウンドにどこか切ない歌詞を載せたナンバーとなっています。
これは田中さんの歌詞制作のスタンスのことなのかな?と。「優しき歌」にしてしまえば、「身を汚して」しまうことになる、というのが面白い、というからしいな、と思います。そうしてしまえば、一瞬誰かと繋がった気になって満たされるけど、それは一時的なことで、ずっと残ってはいかない。底抜けに明るいわけではないけれど、「むなしき歌」にして、身を焦がしていく方を選ぶ、というような。移籍第一弾にふさわしい、真摯なナンバーになっているかなと思います。
そして田中さんの伸びやかな歌声が心地よいです。ボーカリストとしてますます力をつけていますね!

田中氏としては「KOL」をシングルに推したそうですが、確かに今までにありそうでなかった曲調で、ちょっとした中毒性があります。「過去のことは過去にしてしまえ」という前向きな歌詞ですが、「いつか恋は終わる」と相手に言われてしまう、という少し物悲しい?歌詞となっています。西川さんが「どれだけ抜くことができるか難しかった」と言っていましたが、確かに力の抜けた、楽しい気分になってくる曲です。ですがやはり最後のあたりの畳み掛ける演奏は圧倒されますね。

「吹曝しのシェヴィ」は移籍前に作ったものだそうで、確かに今までのバイン節を踏襲し、更に円熟したものとなっています。ギターサウンドが心地よく、なんとなく情景が浮かんできます。
「止まった時間がまだ/終わったことにしないのさ」という通り、過ぎ去った過去に対して区切りをつける気持ちがありつつ、自分の中でまだ残っている、という印象を受けました。なんとなく震災をイメージしたものとも捉えられるかな、と個人的な印象。

どの曲も毛色が違って、何度も繰り返し聴いてしまう、名作となっているのではないでしょうか。
~~~~~~~~~~~
初回限定版はDVDがついています。
LIFETIME再現ライブから「いけすかない」「スロウ」「光について」、そしてVideoVINEというおじさん3人がVTRを見ながらゆるいやりとりをするというものが収録されています。
やはりライブに定評のあるバンド。文句なし。ちょっと我侭を言うなら「望みの彼方」とか見たかったな~。
VideoVINEは、ファンなら必見ですw西川アニキの絶対領域…w

GRAPEVINE club circuit2014 仙台darwin

愚かな者ツアーから約1年半ぶりのバインライブへ行ってきました!
この日は何の日でしょうか? そう、西川アニキの誕生日!!(^O^)
というわけで、始まる前からとても楽しみにしておりました。番号は200番台。立ち位置が変わったと言われていたため、左側のアニキ前らへんを確保。

01. ふれていたい
02. 想うということ
03. Good bye my world
04. ぼくらなら
05. discord
06. KOL
07. うわばみ
08. 1977
09. 吹曝しのシェヴィ
10. Neo Burlesque
11. ANATA
12. 片側一車線の夢
13. YOROI
14. Empty song
15. Metamorphose
16. ONI
17. CORE
18. 風の歌
-en
01. 鳩
02. 豚の皿
03. 放浪フリーク
↑どこか忘れてしまったけど、光についても。

アニキの誕生日効果もあり、もう大盛り上りでした!!
「アニキー!!」「アニキかっこいいー!!」とあちらこちらからアニキコールw
普段はなりを潜めていたアニキファンがここぞとばかりに自己主張wそしてアニキも珍しくMCをしてくれました。
最初の曲が終わってから「おめでとうアニキ」と田中さんから紹介あり、会場拍手!!
西川さん「いつもこれくらい拍手してください」ww

アニキ前だったから余計にかもしれないけど、バインの魅力のひとつというのはあのツインギターにあるなと再認識しました。演奏はもともと素晴らしいけど、年々パワーアップしていますね。
「ふれていたい」始まりはなかなかの盛り上がり。腕を振り上げている人も何人かいました!
「ANATA」の田中さんの声の伸びやかさには聴き惚れてしまう。最後のサビの前、右手で指揮のような動きしてました。
「Metamorphose」では替え歌してたのかな?(聞き取れなかった)
「discord」は高校の頃から好きな曲ですが、ライブではあんなにかっこよくなるんですね!
「Goodbye~」「CORE」のディープゾーンはもう、たまらなかった!!演奏と音に心酔してトランス状態になってしまいそうなほど。この感覚は本当に不思議で、アルコール度数の高い酒を飲んだかのようになる。最高。
「ONI」は好きな曲で、ライブでやってくれたことに感激!かっこいい曲ですよ!ドラムの音とライトの点滅が連動して、雰囲気が出ていました。
そうそう、「Goodbye~」の時、アニキがフロントに出てきてギターソロ弾いた時は会場が沸きました!!
「片側一車線~」での田中さんの楽しそうなことよ。これって「here」「少年」から続く系譜の曲だと思うんだけど、前向きな曲ですよね。
「YOROI」はもはや半ば定番曲と化していますねw柵の時は「オッ出た出た!」「あれが噂の柵か!」みたいな感じでみんな待ってましたモードだったのが笑った。なかなかの盛り上がりでしたよ!
「風の歌」はとても好きな曲で、9月のパーマでも聴いていたのですが、やはり何回聴いてもいい曲です。最近よくやるけど、もしかして移籍があったから?なんつって。(別れの歌だよね)

新曲はシェヴィが好印象かな。でもKOLのクセのある感じはいいし、Emptysongの聴いていて気持ちいい抜け感はよかった。

アンコールでは「○○のアニキ」と仙台名物呼びされる。萩の月のアニキ!一ノ蔵のアニキ!笹かまのアニキ!
田中さん「お前らがアニキアニキ言うから、アニキもうギター弾かへん!」
えーっ、からの「鳩」!アニキはスネアドラム。結構鳩って、お客さんも乗りやすいんだね。みんなで手拍子でした。
田中さん「アニキ…ANK45」と呟き、西川さんも思わず吹き出してしまうみたいな場面は会場も爆笑w
「次の曲行きづらいなw」からの「豚の皿」。赤い照明に照らされ、演奏される豚の皿は本当に怖くて雰囲気あってたまらないです。
最後はアニキ曲の放浪フリークで締め。これもとても好きな曲なのですが、爽やかで満ち足りたいい終わり方でした。

MCネタ。
田中さん「お前らの期待してることは言わんからな!次新曲でーす!とか言わんからな」→「次は新曲!Emptysong!」の、いややるんかーーーい!のツッコミ待ちMCなど。
田中さん「新曲のMVも一分半くらい公開されてます…MV(ミュージックビデオ)ってようやく言えるようになった。昔はPVやったもんね?」
→「あれ?ピンときてない?年寄り(w)向けに話してるつもりなんやけど、意外と若い人多いのかな」の世代ネタなどw

LIFETIMEのパンフレットもリーダーのインタビュー載ってたので買ったけど、当時、リーダーと田中さんて仲良さげだと思ってたけど、リーダー的にはそうじゃなかったんだ。近親憎悪的な…とかヘェ〜と思った。
それでも今も良好な関係が続いているようで、本当にリーダーはバインの守護霊リーダーなのだなとしみじみ。

細かい所で。田中さんが後ろに行って何か確認しようとした時に(セトリ?)紙か何かが落ちてしまったんだけど、拾おうとするスタッフに笑顔で「ええよええよ」と言ってたのが好感度ちょっと上がった(ちょろい)
そんなわけでバインはやっぱりライブバンドとしても最高なのでした!!

勇気を使いたいんだろーSyrup16g/Hurt


HurtHurt
(2014/08/27)
syrup16g

商品詳細を見る

ついにきたよ!!\(^o^)/
シロップ6年ぶりの新譜です。祝!再結成!というわけで感想。

全体的な印象としては、なんというか憑き物が落ちた感じというか、刺々しい毒が身をひそめて、後ろ向きながらも穏やかな曲調になっています。
〈曲目リスト〉
1. Share the light
2. イカれた HOLIDAYS
3. Stop brain
4. ゆびきりをしたのは
5. (You will) never dance tonight
6. 哀しき Shoegaze
7. メビウスゲート
8. 生きているよりマシさ
9. 理想的なスピードで
10. 宇宙遊泳
11. 旅立ちの歌

個人的に気に入っているのは、思考停止が唯一の希望と歌う「Stop brain」、切ない内容をメロディアスにのせた「ゆびきりをしたのは」、心地よいサウンドに揺れる「宇宙遊泳」。
それはそれで、「生きマシ」のサビは癖になるし、「イカホリ」のダウナーで物悲しいサウンドには中毒性があるし。「理想的なスピードで」の幻想的でゆったりとした曲調には吸い込まれそうな魅力があるし。
ほんと、どの曲もいいです。捨て曲なし。音もいいし、歌詞も一発ぐっとくるフレーズが入っていて。核となる曲はないものの、全体を通して飽きずに聴ける、名盤だと思います。
特に「旅立ちの歌」からは五十嵐氏の喜びが伝わってくるようです。「もうあり得ないほど嫌になったら逃げ出してしまえばいい」という言葉もポジティブに聞こえます。

以下気に入ったフレーズ↓
・居場所無いのは常識で為す術なき風前の希望(Stop brain)
・そんな理由で自分傷つけるのは何で(メビウスゲート)
・Inside 誰かしら Outside通じ合っちゃうね Inside隠れても Outside無駄です(宇宙遊泳)→ひょっとしなくてもInsideOut意識してんのかな?
・安心だけはしない 死ぬまで(理想的なスピードで)→「生活」を彷彿とさせるなぁ…

そんな感じで、なんだか不思議な中毒性のある、とてもよいアルバムです。
最後に。
「泣いてる?」とからかわれて「意味がわからない、馬鹿じゃん」と答える五十嵐氏を想像したらなんか笑ってしまった。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。